しわ治療
「しわ」の主な種類と原因
「しわは女性の大敵」と言われるほど、ほとんどの女性にとってしみと同様に改善したい代表的なトラブルです。
しわが出来る原因には以下の3つが挙げられます。
- 肌の老化によるしわ
真皮にあるコラーゲンやヒアルロン酸が老化によって減少したり、衰えたりすることによって、肌のハリがなくなり皮膚がたるんだような状態になります。これがしわの原因です。 - 乾燥によるしわ
表皮のしわの最大原因は、お肌の水分不足による「乾燥じわ」と言われるものです。
よく、入浴後や洗顔後に顔が突っ張ったような状態になることがありませんか。
これが、肌の乾燥から弾力性がなくなった状態なのです。水分や油分が不足した乾燥肌ではお肌に小さなしわが出来ていることがわかります。これを放置すると小さなしわが深いしわへと進行してしまうのです。 - 紫外線によるしわ
老化や紫外線などの影響で、皮膚の弾力構造が崩れたり、細胞の活力が衰えたりすることによって出来るのが真皮のしわです。
紫外線は皮膚表面だけでなく、真皮にまで達してしまうので、お肌の弾力性や水分を保持しているコラーゲンやヒアルロン酸を破壊します。これが元となり、お肌の老化へとつながってしまうのです。
外用薬 レチノイン酸
しわ治療の代表的な外用薬に、レチノイン酸での治療があります。
ビタミンAの一種であるレチノイン酸は、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンやエラスチンの生成も促進することで、しわを改善していきます。
薬としては、日本ではまだ認められていないため、医師による自家製剤のみです。
効果が高い分、副作用がでることもあります。(刺激があり、赤くなったり皮がむけるなど)必ず医師の指導の下、治療を進めることが大切です。
ケミカルピーリング
ニキビ治療では効果的で知られるケミカルピーリング。
酸の力で皮膚表面の角質をはがし、新しい細胞を形成することから、小じわの改善にも有効です。
ピーリングを行うには酸を用いますが、数種類ある中でも、弱いAHA(フルーツ酸)と呼ばれるものが角質層のごく薄い部分に作用し、主流となっています。
酸を皮膚に塗布することによって、皮膚表面の角質細胞間の結合を弱め、角質層の表面を傷つけずに薄くはがしていきます。この時、古い角質が取り除かれ、薄いシミやくすみ、小じわなどの改善が期待できるのです。
同じ種類の酸でも濃度とpHで強さが変わり、人によっても反応は異なります。
肌には個人差が大きくありますので、きちんとした知識をもった経験豊富なドクターの元で治療を行うことが大切です。
日焼けをすると、黒くならずに赤くなりやすい人は刺激を与えると色素沈着を起こしやすい傾向がありますから、特に注意が必要です。
コラーゲン注入
コラーゲンは肌の真皮層にあり、その弾力やつやを保つ役割をしています。
このコラーゲンが年齢とともに減少することで、肌のハリがなくなり、しわやたるみとなるのです。
真皮内に直接コラーゲンを補強し、内側から肌を持ち上げることで、シワを消す治療法が、「コラーゲン注入」です。
眉間や目尻のしわ、頬と上唇の堺の溝などに効果的とされています。
注入されたコラーゲンは半年から1年ほどで体内に吸収されてしまいます。繰り返し行うことで、持続性を保てます。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸はもともと人の体内に存在していて、肌のハリを保ったり、関節で弾力性を与えたり、潤滑油の働きをしています。この成分をジェル状に加工したものを皮下に直接注入し、シワやたるみの改善に応用する治療法です。ヒアルロン酸は保水力に優れているため、みずみずしい美肌を保つためにひつような水分もヒアルロン酸パワーがサポートしてくれるのです。
コラーゲンと同様、注入されたヒアルロン酸は半年から1年ほどで体内に吸収されてしまいます。
ボトックス
ボトックスとは、ボツリヌス菌毒素から毒性を除去し抽出した成分を気になる部位に直接注射します。
筋肉の動きを抑制させる作用から、シワを改善していきます。
額や、眉間、目じり等、表情筋の影響からできる「表情ジワ」の解消に有効です。
注入後、筋肉がつっぱたような、動きにくい感じがすることもあり、実際に効果が現れるのは個人差もありますが、数時間後から2週間程度経ってからが一般的なようです。持続期間は3~6ヶ月が目安です。
筋肉の動きを抑制させる作用から、表情じわを緩和させるものですから、表情がでにくくなることもあります。注入量や、注入位置が結果を大きく左右しますので、きちんと説明を受けて理解し納得して治療を受けましょう。
レーザー治療
脱毛や、シミ治療として知られているレーザー治療が、シワ治療としても注目されています。
次々と新しいレーザー機器が開発され、技術も飛躍的に進歩している分野です。
レーザー治療には「ノンアブレイティプ」タイプと、「アブレイティブ」タイプがあります。
1回ずつの治療効果は小さくても皮膚を傷つけないノンアブレイティプ療法と、皮膚の表皮を剥ぐなど、一時的にダメージを与えることにはなるが、ほとんどの場合1回の治療で済むアブレイティブ療法です。
ノンアブレイティブには、Ndヤグレーザー、ダイオードレーザー、ダイレーザーなどがあり、皮膚の表皮を傷つけることなく、表皮の下にある真皮の再生力に働きかけます。
1回の治療で改善されるわけではなく、治療期間の間隔を空けながら数回にわたっての治療が必要となります。治療後はお化粧をして帰宅できるように、ダウンタイムのない治療法です。
アブレイティブには、ウルトラパルス炭酸ガスレーザー、エルビウムヤグレーザー等があり、レーザーの熱でやけどを起こさせ、表皮や真皮の一部を剥ぎ取り、皮膚細胞の再生を促す治療法です。表皮や真皮の一部を剥ぎ取ることによって、お肌は生まれ変わり、活性化され、小じわが大幅に改善されるのです。しかし「やけど」を起こすわけですから、治療直後から、皮膚が炎症を起こし強い赤みが数ヵ月ほど続きます。
ラジオ波治療
ポラリス、サーマクール等、電磁波の一種である高周波なラジオ波を真皮層、皮下組織に送り込み、加熱によってコラーゲンに働きかけ、小じわの改善を行います。
外科的治療
外科的な手術は、化粧品、外用薬、注入などの治療では解決できない場合の最終的な手段となります。「フェイスリフト」「ミニリフト」等と言われるものです。
「フェイスリフト」とは、こめかみから耳前部、耳の後ろ部分等に切込みを入れ、皮膚をはがして引き上げ、吊り上げて、余分な皮膚を切除し、最後に縫い合わせるという手術です。
